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07ハードショットピーニング

ハードショットピーニングとは

ショットピーニングで使用されるメディアより、更に硬い鋼球をより速く投射し、常温で金属表面の誘起変態を起こします。

熱処理後の残留オーステナイトをマルテンサイトへ変態させ、体積膨張により圧縮残留応力を付与します。この誘起変態により、表面硬さ・疲労強度・ピッチング強度を向上させる処理です。

ハードショットピーニングとは

HSP(ハードショットピーニング)の特徴

ハードショットピーニングは通常のインペラー式ショットピーニングより厳しい投射条件管理を行います。
各種製品において、ニーズに合わせた高い精度の処理が可能です。

ハードショット ショットピーニング ショットブラスト
投射方式 エアーノズル エアーノズル又はインペラー式 インペラー式
投射力(アークハイト)
投射可能範囲 局部的 狭い 広い
投射材の管理 粒径・分球率・投射重量 粒径 補充程度
圧縮残留応力
1回の投射での処理個数 1個 1~数個 多い
カバレージ(投射密度) 数秒で数百% 200%以上 特に規定なし
評価項目例 表面硬度 硬度分布(応力分布) 表面硬度 アークハイト 外観

ハードショット部門の特徴

ハードショット設備 全16台

圧縮応力を付与する為に必要な投射重量、粒速等をNC制御にて管理しており、安定した品質の製品が提供可能です。ノズルにより吹き付け出来る範囲であれば加工可能。軟材においては面粗度が低下致しますが、それを利用した処理もあります。

また、弊社特殊熱処理と組み合わせることで、更なる強度アップが見込めます。

ハードショット部門の特徴

ハードショットピーニング拠点(工場)情報

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