Heat Treatment熱処理メニュー

01やきなまし・やきならし・焼入やきい

焼なまし(焼鈍)とは

鉄鋼部品は、様々な工法で加工が行われます。その加工に応じて発生した鋼の性質改善として鋼の組織改善、軟化、内部応力の開放と除去、炭化物の球状化などを目的に、鋼材の仕様に応じた温度に加熱し、炉冷(ゆっくり冷やす)をおこなう熱処理です。

焼なまし(焼鈍)

焼ならし(焼準)とは

鋳造・鍛造・圧延などによって造られた鋼材は製造過程で発生した加工応力や組織の不均一が現れる傾向があります。
それらを改善する為、鋼材をオーステナイト組織になる温度まで加熱保持した後、空冷する事により不均一な組織は改善され、残留応力の除去、結晶粒の調整、機械的性質の向上、被削性の向上などが得られる熱処理です。

焼ならし(焼準)とは

焼入れとは

焼入れとは、鋼材に応じた温度で加熱保持後、水や油などで急冷し、マルテンサイト組織に変態させることにより、硬さ・引張強さ・耐摩耗性・疲れ強さを向上させる熱処理です。
しかし、焼入れだけではとても硬さが高く脆い状態なので、一般的には、焼き戻しをセットで行うことで、靭性をもった強靭な鋼とすることが可能です。
焼き戻しを500~650℃程度で行い、粘りのある組織とすることを調質とも呼びます。

焼入れ焼戻し(調質)とは

素材熱処理における当社の特色

大型単品部品の素材熱処理(焼なまし・焼ならし・焼入れ)は台車炉、ケース炉及びピット炉で、小型多量部品の焼入れは連続炉及びケース炉で、サイズ・量にあわせた最適な熱処理を選択することが出来ます。
また、無酸化焼入れ焼き戻し、応力除去焼きなまし、サイクルアニーリング、パック焼鈍、噴水焼入れ等、様々な素材熱処理が可能です。ご要望があれば熱処理後のショットブラスト、錆止め塗装、歪み矯正まで施工いたします。

素材熱処理における当社の特色

曲がり直し(歪矯正)

熱処理によって歪みが出た鋼材を油圧プレス機にて矯正することが可能です。様々なワークサイズに対応出来るよう各種設備を保有しております。

曲がり直し(歪矯正)

焼なまし・焼ならし・焼入れ拠点情報

Contact お問い合わせ

当社についてのお問い合わせ・ご相談はフォームより受け付けています。
お気軽にご相談ください。

お電話でのお問い合わせ

Tel.084-920-3333

Fax.084-920-3340

メールでのお問い合わせ